アンティーク
時を経たものには、ただ美しいだけじゃない何かが宿っている気がします。そんなアンティークのある日常を、そっと書き留めています。
19世紀の地図から探るフェルナンディナ伯爵邸の所在地
2026.08.06
フェルナンディナ伯爵家の紋章入り磁器を調査するなかで、私はその食器がかつて置かれていた邸宅にも関心を持つようになりました。伯爵家はどのような場所に住み、どのような空間で生活していたのか。そして、邸宅に...
初代フェルナンディナ伯爵とは|紋章皿に刻まれた人物と家系
2026.08.06
初代フェルナンディナ伯爵とは|紋章皿に刻まれた人物と家系一枚の皿から、一人の人物へ日本で確認された紋章皿の中央には、伯爵冠を戴く大きな複合紋章が描かれています。この複合紋章は、博物館資料や研究論文では...
現在所在を確認できる6枚|初代フェルナンディナ伯爵家の紋章皿の現在地
2026.08.05
同じ食器サービスに属する皿日本に残る一枚を調査する過程で、初代フェルナンディナ伯爵家のために制作された同型の紋章皿が、複数の国とコレクションに分散していることが分かりました。皿の中央には、初代フェルナ...
2500円で出会った伯爵の皿|正体不明の一枚を博物館資料からたどる
2026.08.05
2500円で出会った伯爵の皿最初から、伯爵の紋章だと知っていたわけではありません日本国内のフリーマーケットサイトで見つけたとき、それは中央に大きな紋章が描かれた、古い白磁の皿でした。金彩は擦れ、裏面に...
一本の映画を見るように、紋章を見る
2026.01.16
ミステリーでも、アクションでも、ロマンスでもなく、ただその人の人生が、静かに映っているような映画の様に、私は紋章を見ています。紋章を「当てる」ためには見ていない私は、紋章を当てるためには見ていません。...
ランパントとの出会い│クレストが語りはじめた、最初の紋章の記憶
2025.12.18
はじめてその器を見たとき、私は「これは紋章だ!」と思ったわけではありませんでした。イマリスタイルだと思って買ったものだったのですが、イマリ模様の隙間、白い磁肌の上に、金彩で描かれた小さなモチーフ。盾も...
アーモリアル研究ポリシー|ARIRIA Heritage Collectionの調査と公開について
2025.12.18
はじめにARIRIA Heritage Collectionでは、私自身が所蔵し、実際に手に取って観察できる器を研究の起点としています。紋章の名前を特定することだけが目的ではありません。その紋章は誰に...
ハマらない努力をしていた私が、気づいたら沼にいた話
2025.12.18
私は、自分のことを「ハマりやすいタイプ」だと思ったことはありません。流行に飛びつくわけでもなく、何かを集めることに強い執着があるわけでもない。ただ一つ、昔から自覚しているのは知りたい、という欲が強いと...
世界のハミングバード・コレクション|ビンテージカップで楽しむサロンのひととき
2025.12.08
ARIRIAでは、お茶を出すことを「ただのサービス」だとは考えていません。“味わう時間”そのものを丁寧にデザインしたいからこそ、ビンテージカップを選び、季節ごとに違うハチドリでお迎えしています。ARI...
アンティークに出会うということ【第3話】 ピルケンハンマー:歴史の割譲を映す器たち
2025.08.25
最近のニュースで「割譲」という言葉を耳にしました。普段あまり聞かない言葉ですが、調べていくうちに、国の領土や権利が他国に譲られるという歴史的な背景があることを知りました。その流れで目に留まったのが、チ...
アンティークに出会うということ【第2話】 “好き”を選ぶ、小さな旅
2025.08.05
小さな旅をして集まったものたち気がつけば、私のまわりにはいつの間にか「古いもの」が集まるようになっていました。静かに佇むその姿は、まるで誰かの時間を旅してきたことを語っているようです。たとえば、ロンド...
アンティークに出会うということ。私のもの選びの記録
2025.08.01
【第1話】わたしの好きな時間は、古いものとともにARIRIAがある、いわき市の泉町は“田舎すぎず都会すぎず”といった町ですが、アンティークショップにふらりと立ち寄る…そんなことはなかなかできません。日...