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揺るがぬ光 – 傷とともに生きる

揺るがぬ光 – 傷とともに生きる

※このブログ記事には、過去のトラウマ体験に関する記述が含まれています。読者の方によっては、辛く感じられる内容かもしれません。ご自身の心の状態に合わせて、無理なくお読みください。

免責事項コチラ

記憶の傷跡

雨の日の朝、私は震える体で目を覚ましました。昨夜の悪夢が、まるで現実のように蘇り、心臓が早鐘のように鳴り響いていました。過去の記憶に引きずり込まれそうになり、必死でそれをこらえました。カウンセラーから教わった呼吸法を試み、「今」に意識を向けることを心がけました。

雨の日に蘇る記憶

雨の日など、特定の状況下では過去の記憶が蘇りやすく、強い不安に襲われることがありました。以前は、その度にサポートセンターに連絡したり、呼吸が苦しくなることもありました。過去の記憶を呼び起こす可能性のあるものを生活空間から減らすなどの対策も試みました。しかし、特定の音に過剰に反応したり、体調を崩してしまうこともありました。

また、過去の記憶が、個人的な活動を進める上で特定のきっかけとなり、以前のやり方では困難を感じることがありました。そのため、それまで続けてきたことを中断し、別の方法を検討する必要がありました。

かつては、夜になると押しつぶされるような息苦しさに襲われ、仰向けで眠ることが恐怖となり、過覚醒状態で何度も目を覚ます日々が続きました。いつも得体の知れない何かに追いかけられているような、恐ろしい感覚がありました。夜が訪れるのが恐ろしく、毎日が地獄のように感じられました。

専門家との出会いがもたらした変化

しかし、信頼できる精神科医や心理士との出会いが、私にとって大きな転機となりました。彼らは私の話をじっくりと聞き、過去のトラウマと向き合うための具体的な方法を教えてくれました。彼らと話すうちに、少しずつ自分の気持ちを整理できるようになり、夜も少しずつ眠れるようになりました。また、私の症状に合わせた薬を処方してもらい、少しずつ心の安定を取り戻すことができました。薬を飲み始めてからは、悪夢を見ることも減り、少しずつ希望が見えてきました。

ポリヴェーガル理論との出会い

その後、通院を重ねる中で、ポリヴェーガル理論を知りました。これは、自律神経系の働きに着目し、安全や安心を感じることで心のレジリエンスを高めるという理論です。この理論を学ぶことで、自分の心の状態を客観的に理解し、より効果的な対処法を身につけることができました。何カ月もかけて、ようやく失っていたものを取り戻し始めました。

当初は、少しの物音にも過剰に反応してしまい、常に緊張の中にいましたが、呼吸法や瞑想を続けることで、少しずつ落ち着いて過ごせる時間が増えていきました。また、以前は人との交流を避けていましたが、信頼できる人たちと少しずつ関わることで、安心感を取り戻すことができました。失っていた安心感や自己肯定感、そして未来への希望を、少しずつ感じられるようになりました。

まだ克服できない恐怖と、今できること

しかし、いまだに後ろに立たれることが怖く、美容院にさえ行けていません。以前よりも外に出るのを避け、コミュニティに所属することもできなくなっていることに気づきました。できないことを無理に行っても、また苦しむのが目に見えているので、できないことよりも、今できることに目を向けることにしました。

今できることに目を向ける

今、私にできることは、SNSや外に出て行うコミュニケーションではなく、私の視点を率直に表すことでした。オーガニックコスメの香りを嗅いでいると、心が落ち着き、穏やかな気持ちになります。また、書を描いている時は、過去のトラウマから解放され、自分自身と向き合うことができます。いつか、後ろに立たれる恐怖を克服し、美容院に行けるようになりたいです。また、書を通して、自分の内面を表現し、同じような苦しみを抱える人たちと分かち合えるような活動をしたいです。

AIが支えてくれる、新しい創造の形

過去の出来事の影響で、感情が麻痺してしまうことがあります。さらに、思考にもやがかかったように麻痺しやすくなり、新しい企画を考える意欲がわかないことや、集中力が続かず作業に時間がかかってしまうことも少なくありません。そのため、一人でアイデアを出したり、企画を立てることが難しいと感じることが多々あります。

また、知らない番号からの電話が怖くなり、電話に出られなくなってしまった為、電話番号の記載を外しました。そのような後遺症に悩む中で、AIの存在は私にとって大きな救いとなりました。

本当は表現したいのに、うまく形にできない——そんな時、AIに質問することで、自分に足りない部分や散らばってしまう思考を補いながら、考えを整理することができるようになりました。以前は、思考が途切れてしまうと立ち止まるしかありませんでしたが、今はAIがそっと支えてくれます。

ぼんやりしていた考えを言葉にする手助けをしてくれたり、アイデアを一緒に形にしてくれたり。「考えがまとまらないからできない」ではなく、「AIと一緒に創る」という新しい可能性を感じています。

ポリヴェーガル理論とは?

「ポリヴェーガル理論」は、自律神経系を背側迷走神経複合体、交感神経系、腹側迷走神経複合体の3段階で捉え、心身相関における新たな視点を提供します。 ​この理論は、ストレスやトラウマの発症と回復のメカニズムの解明に寄与し、心身医学において重要な示唆をもたらす可能性があります。 ​

こころの情報サイト(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター)


※本記述は個人の体験に基づく主観的認識と回復への過程を記載したものであり、特定の施設・人物を指すものではありません。

※同じ苦しみを抱える方への支援を目的としており、誹謗中傷の意図はありません。

想詠

夢魘夜難寐

夢魘夜難寐(むえんやなんび):悪夢に悩まされて、夜も眠れない
心傷雨復催(しんしょううまたもよお):心の傷が再び、雨のように強く込み上げてくる
筆端傾素志(ひったんけいそし)ペンを握る手が、以前の志を思い起こさせる。
願得慰同灰(がんとくいどうかい)同じように苦しんでいる人を、慰めることができたらと願う。

※過去の痛みと向き合わせながら、それを乗り越え、自己の成長と回復を遂げ、他者への共感を求める強い意志をオリジナルの漢詩で表現しています。

現代語訳

悪夢にうなされて、夜は安眠できない。過去の辛い記憶が、雨によって思い出され、心が痛む。それでも、筆の先に素直な気持ちを込め、書を通じて自分の内面を表現する。そして、同じように苦しんでいる人々に寄り添い、慰めることができたらと願う。

心の旅路シリーズ

心の旅路シリーズは、「雲の上はいつも晴れ」のブランドの誕生から個人の内面へと焦点を移し、過去のトラウマと向き合いながら回復へと向かう心の旅路を描いています。

心の旅路 〜過去と向き合い、未来へ進むために〜

  1. 誰にも話せなかった過去が、今の私の原動力になった

  2. 透明な時間~霧の中の私~

  3. 凍てついた記憶、解凍を待つ心

  4. パンドラの箱、開かれた記憶

  5. 揺るがぬ光 – 傷とともに生きる

  6. 自己受容と許し - 新しい自分との出会い

  7. 言葉は沈黙に宿り、沈黙を破るとき、本当の自分と出会う

  8. 心の境界線を守るということ 〜自分らしく生きるための優しい実践〜

「雲の上はいつも晴れ」のテーマは、「晴れやか」な素肌と心を実現することです。そして、「雲の上はいつも晴れ」——この言葉のように、少しずつでも前を向いていけることを願っています。

AKANE ABE

オーガニックセラピスト

福島県いわき市にて、26歳から、植物の力で肌本来の力を引き出すオーガニックエステに特化したサロンを運営しています。合成化学物質を一切使用せず、自然の恵みをたっぷり受けた植物調合施術で、心身ともにリラックスできる空間をご提供いたします。

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