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自己受容と許し - 新しい自分との出会い

自己受容と許し - 新しい自分との出会い

※このブログ記事には、過去のトラウマ体験に関する記述が含まれています。読者の方によっては、辛く感じられる内容かもしれません。ご自身の心の状態に合わせて、無理なくお読みください。

免責事項コチラ

私の人生は、心と体の両面で深い傷を抱えていました。過去の辛い経験は、解離やストレス反応状態をもたらし、何度も「こんな自分ではいけない」と自分を責める日々が続きましたが、自己受容する為には、まず理解する事が大切だと思いました。

5つのF:ストレス時の防衛反応

  1. Fight - 闘争反応:戦う、押す、もがく、「やめて!」と言う

  2. Flight - 逃走反応:逃げる、隠れる、危険との間に距離を置く

  3. Freeze - 凍結反応:硬直する、例えば動物が危害を避けるため「死んだふり」をする

  4. Flop - シャットダウン反応:筋肉の緊張が解け、意識がぼんやりし、動けなくなる。無抵抗になることで危害を回避する。

  5. Fawn(Friend) - 迎合反応:相手に従順になり、敵意を示さないことで生存確率を上げる。(本能的な生存メカニズムであり、同意の反応ではない)

まず闘争(Fight)や逃走(Flight)ができないとき、人はFreeze(凍結)、Flop(シャットダウン)、Fawn(迎合)の反応を示す。Fawn反応は、相手に従うことで生存率を高める適応的なメカニズムであり、Flop(シャットダウン)とは異なり意識はあるが、理性的判断が低下し、自動的に従順な行動をとることが多い。

初期の反応(Fight・Flight)

  • 反論、文句、叩く等の闘争反応

  • 逃げる、連絡を取らないという逃走反応

進行してFreezeやFawnが出る

  • 過去のトラウマ的な出来事において、恐怖と不安から声が出なくなり、体が硬直した。

  • 危険を感じ、逃げようとしたが、足がすくんで動けなかった。

  • 身の安全を守るために、相手の言うことに従わざるを得なかった。

  • まるで時間が止まったかのように、体が凍り付いた。

  • 心のシャッターが降り、感情が麻痺した。

  • 幻聴が聞こえ、目をつむると罵詈雑言が聞こえ眠れなくなった。

  • 自分の意志とは関係なく、まるで操り人形(自分以外の人格が身代わり)のようだった。

  • 解離性健忘で、記憶を凍り付かせるという防御反応

  • PTSDの症状や身体の異常

最終的には環境を変える決断をする

  • 引越し

  • SNS等の削除

  • 職場を変えるという行動


※強いストレス下では扁桃体が活性化し、理性的な判断を行う前頭前野の機能が低下する。扁桃体が活性化すると、前頭前野の理性的な判断機能が低下し、自動的に5つのFのいずれかの反応を取る。この状態を『扁桃体ハイジャック』と呼び、適切な判断が難しくなる。

参考

  • イギリスの臨床心理士ロドリック氏の論文 “Psychological Trauma−What Every Trauma Worker Should Know”(心的外傷−全てのトラウ マ・ワーカーが知るべきこと)

  • 従順・懐柔反応:http://vsco.info/270725kouen4.html

自己受容の難しさと、その必要性

自己受容とは、ありのままの自分を認め、受け入れることですが、過去の失敗や痛みも含めて自分自身を許すことが大切だと気づくまで、私には長い時間が必要でした。

実際、過去の辛い出来事に加え、慢性的なストレスが体内でコルチゾールの分泌を増加させ、医学的な研究(Chrousos, 2009; Miller et al., 2010)でも示されているように、結果としてホルモンバランスが崩れ、身体的な変化を実感しました。

心と体は切り離せない

長期にわたる精神的な苦悩は、身体にも大きな影響を及ぼします。

私の場合、強いストレスがホルモンバランスを乱し、結果として通常より早く閉経しました。閉経後は、ホルモンの変化によって身体的な不調やエネルギーの低下を感じるようになり、心と体の両方をケアする必要性を痛感しました。

さらに、ホルモンの変化に伴いコレステロール値が上昇し、脂質異常症の治療が必要となりました。適切な治療を行わなければ、心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高まる可能性もあります。

※早期閉経後の脂質代謝の変化は個人差が大きく、全ての女性が同じ影響を受けるわけではありません。遺伝的背景や生活習慣、その他の健康状態などが関与するため、個別の評価が重要です。また、早期閉経に伴うエストロゲンの減少は、脂質代謝に影響を及ぼす可能性があり、脂質異常症のリスクを高める要因の一つと考えられます。ただし、遺伝的要因や生活習慣など、他の多くの要因も脂質異常症の発症に関与するため、総合的な評価と対応が重要です。

自己受容への歩みと支えの力

そんな中で、私が少しずつ自己受容に近づけたのは、何よりも周囲の理解と支援のおかげでした。認めてくれる家族、励ましてくれる友人、そして専門家のサポートが、私にとって大きな救いとなりました。

  • 心の安定: 自己批判が和らぎ、内面の混乱が少しずつ静まっていくのを感じました。

  • 自己肯定感の向上: 「今の自分でも大丈夫」と、少しずつ自分の価値に気づけるようになりました。

  • 自己成長: 過去にとらわれず、新しい未来へ進むための力が湧いてきました。

同時に、私の身体も、長期間のストレスによる影響から回復するために、心と同じようにケアが必要だと実感しました。体と心は切り離せず、どちらも大切にすることが、真の自己受容と回復への鍵となります。

科学が示すストレスとホルモンの関係

医学的根拠として、Chrousos (2009) 「ストレスとストレスシステムの障害」の論文は、慢性的なストレスがHPA軸を介してコルチゾールの分泌を持続的に高め、体内ホルモンバランスに悪影響を及ぼすことを示しています。また、Miller et al. (2010) の研究では、心理的ストレスが生殖機能やホルモン分泌に影響を与える可能性が指摘されており、私自身の体験とも共鳴する部分がありました。これらの知見は、心と体が互いに影響し合う現実を裏付けており、私たちがストレスとどのように向き合い、自己受容を進めるべきかを考える重要な材料となっています。

新しい自分との出会いへ

自己受容は、決して一夜にして達成できるものではありません。何度も自己否定を繰り返し、ようやく『ありのままの自分を認めること』の大切さに気づくまで、何年もかかりました。

ありのままの自分を大切にしたい。それは、私がずっと抱いてきた願いであり、サロン名『ARIRIA』に込めた想いです。

時には過去の痛みが影を落とし、前に進むことが難しく感じる日もあるでしょう。しかし、私たちは少しずつ、支えてくれる人々の温かさや小さな幸せに気づくことで、自己受容のプロセスを進めることができます。

私自身、心の傷と体の不調に苦しんだ時期がありましたが、逃げるだけではなく、今の幸せ――好きな仕事、理解ある家族、サポートしてくれる人々――に意識を向けることで、少しずつ自分を受け入れられるようになりました。過去を責めるのではなく、その時々の自分が最善を尽くしていたと認めることで、新しい自分と出会い、未来へと歩み出す力が湧いてきたのです。

参考

  • Chrousos, G. P. (2009). "Stress and disorders of the stress system." Nature Reviews Endocrinology, 5(7), 374–381.

  • Miller, E. S., et al. (2010). "Chronic stress and reproductive aging in women." Psychoneuroendocrinology, 35(8), 1234–1243.

  • 働く女性の健康課題とその対策 - 厚生労働省(PDF)

想詠

納己難如天

納己難如天 (のうき なんにょてん):自分を受け入れることは天のように難しい
昔罪莫再牽 (せきざい ばくさいけん):過去の罪悪感に、二度と引きずられるな
心向現時暖 (しんこう げんじだん):心は今の温もりに向けよう
歩歩是新篇 (ほほ ぜ しんぺん):一歩一歩が、新しい物語である

現代語訳:

自分を受け入れることは、まるで天を掴むように難しいものだ。
だが、過去の罪や過ちを、何度も引きずる必要はない。
心を今、この瞬間の温もりに向けよう。
踏み出す一歩ごとに、新しい物語が始まるのだから。

焦らず自分の道を

もし、あなたが今、自分を受け入れることに苦しみ、心と体が疲弊しているなら、どうか焦らず、自分のペースで一歩ずつ進んでください。

あなたは、あなたのままで十分価値があり、大切な存在です。新しい自分との出会いは、過去の痛みを乗り越えた先に必ず待っています。そして、そのプロセスが、心と体の健康を取り戻し、真の自己受容へと導いてくれることを、私は信じています。

辛い事に慣れ、感情が麻痺してしまう事もあるかと思いますが、あなたがもし、辛い気持ちや状況が続くようでしたら、専門機関に相談することも検討してください。このブログ記事が、自己受容を進めることで新しい自分と出会えるのかを伝える一助になれば幸いです。


※本記事に記載されている医療情報は著者の理解と経験に基づくものであり、専門的な医療アドバイスの代わりとなるものではありません。個別の医療に関するご相談は、医療専門家にご相談ください。

心の旅路シリーズ

心の旅路シリーズは、「雲の上はいつも晴れ」のブランドの誕生から個人の内面へと焦点を移し、過去のトラウマと向き合いながら回復へと向かう心の旅路を描いています。

心の旅路 〜過去と向き合い、未来へ進むために〜

  1. 誰にも話せなかった過去が、今の私の原動力になった

  2. 透明な時間~霧の中の私~

  3. 凍てついた記憶、解凍を待つ心

  4. パンドラの箱、開かれた記憶

  5. 揺るがぬ光 – 傷とともに生きる

  6. 自己受容と許し - 新しい自分との出会い

  7. 言葉は沈黙に宿り、沈黙を破るとき、本当の自分と出会う

  8. 心の境界線を守るということ 〜自分らしく生きるための優しい実践〜

「雲の上はいつも晴れ」のテーマは、「晴れやか」な素肌と心を実現することです。そして、「雲の上はいつも晴れ」——この言葉のように、少しずつでも前を向いていけることを願っています。

AKANE ABE

オーガニックセラピスト

福島県いわき市にて、26歳から、植物の力で肌本来の力を引き出すオーガニックエステに特化したサロンを運営しています。合成化学物質を一切使用せず、自然の恵みをたっぷり受けた植物調合施術で、心身ともにリラックスできる空間をご提供いたします。

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