そもそも、リラクゼーションとは?広辞苑には「心身の緊張をときほぐすこと、リラックスすること」、オックスフォード辞典には「身体と心が、緊張と不安から解放されているとき」とあります。心も身体も休まらない「仕事モード」「ONモード」は、リラックスが起こらない交感神経が優位な為、それが続くと疲弊してしまいがちです。そこで必要になってくるのが、一人休まる時間、他者と共有する有意義な時間です。これらは副交感神経が優位になる為、リラックスに繋がりますが、子育て中で一人休まる時間が取れなかったり、仕事に追われて家族と有意義な時間を過ごせないという事が続くと、心と身体に「疲弊」が溜まり、回復するまで時間がかかる事も。 そんな抜けきらない疲弊モードになる前に、上手に利用して欲しいのがサロンという存在です。「一人休まる時間」「他者と共有する有意義な時間」その両方があるのが、サロンの存在意義だと私は思っています。私がサロンを選ぶ際に気にする事は<安心感>落着く場所であるか?安心出来る施術者であるか?施術後に痒くならないか?料金や内容は明記されているか?予約も変更も簡単か?支払い方法は現金以外にもあるか?安心感から考えた<ARIRIAの安心ポイント>店内に入ると、アロマの良い香りナチュラルアンティークな店内で落着く施術全てセラピスト歴17年目の阿部が担当女性のみに施術提供、男性は来ない施術時に、他のお客様と一緒にならない植物圧搾種子油(オーガニック認証)を使用身体が痛くならない、フカフカベッドを使用オーガニックコットンタオル使用オーガニックコットンを使用石油由来成分や石油合成成分を使用しない国産オーガニックコスメを使用高額コースや回数券の押し売りが無いカード等の複数の支払い方法がある24時間オンライン予約可能予約変更もキャンセルも自分で出来る施術前後の美味しいハーブティー自宅や学校、職場でもない、居心地の良い「第3の場所」、つまり、サードプレイス的な役割を果たす事が出来るのも、サロンの良い所ですね。(私自身のサードプレイスでもあります)副交感神経(リラックスモード)が優位な状態になる「脳」という存在施術中ぐっすり「一人休まる時間」という方施術中や施術前後に楽しくおしゃべり「他者と共有する有意義な時間」という方この、どちらも優位にする事が出来るのが「サロン」だと私は思っていますが、副交感神経は迷走神経になり、脳幹(のうかん)の延髄(えんずい)から神経が身体全体に走っています。施術から「脳」に伝わるとは?サロンでのオーガニックエステや、アロマボディトリートメントは肌表面だけに影響していると考えていますか?また、肌表面の見た目だけに影響していると考えていますか?いいえ、それは違います。<アロマ精油の香り>「鼻」から→感情や本能をつかさどる「大脳辺縁系」→自律神経をつかさどる「視床下部」→「免疫系」「内分泌系」と情報が伝わり、バランスを整える。 <リラックスの状態>施術中ぐっすり「一人休まる時間」…副交感神経(背側迷走神経)施術中や施術前後に楽しくおしゃべり「他者と共有する有意義な時間」…副交感神経(腹側迷走神経)この両方によって、鼻から、肌から、会話から、休まる時間から、施術から脳へと繋がっていきます。心身の緊張をときほぐし、安全感を得る事も、サロンの施術の一部だと私は考えています。ポリヴェーガル理論ってなあに?私はPTSD治療の一環で、カウンセリングに通う事になったのですが、そこで心理士の先生から「ポリヴェーガル理論を知る事が一番の近道ですよ」と言われたのもあり、お勉強をはじめてみました。すると、サロンを行う上での副交感神経(迷走神経)についても学ぶ事ができました。交感神経(ONモード)と副交感神経(OFFモード)については有名なので、ご存じの方も多いと思うのですが、このポリヴェーガル理論では、特に迷走神経の役割に注目しています。迷走神経は延髄から、身体のあちこちに迷走するように走る神経=なので迷走神経。背側迷走神経(副交感神経)…人とのつながり、楽しいコミュニケーション交感神経・・・やる気だったり、怒り等のアクション腹側迷走神経(副交感神経)・・・睡眠や、一人でのリラックスタイム神経系は環境に応じて無意識にスイッチが切り替わり、これが感情や行動に影響を与えるとされていますが、通常の危険であれば「戦う」「逃げる」の反応が起こるものの、例えば急に車が目の前に突進してきたら?命の危険を感じ、心も身体も「フリーズ」してしまいますよね。<通常の危険>ストレス反応として「戦う」「逃げる」<生命の危険>ストレス反応として「シャットダウン、解離」つまりフリーズと言われる「凍り付き反応」自然災害、事故、虐待、性暴力等の強力なショック体験でこの凍り付きが起こる。なぜ逃げなかったのか?ではなく、人間の生理的反応で「逃げられなかった」という事が起こる。 その体験を、後になってからも「再体験(フラシュバック)」「回避」「過覚醒」する事がPTSDです。※生活に支障が出るほどの症状が1か月以上続く場合PTSDで、1ヵ月以内はASD(急性ストレス障害)安全基地と安心できる他者とのコミュニケーション=「安全感」同じ恐怖にあっても、PTSDになる人と、PTSDにならない人がいるそうです。PTSDは誰しもがなりうる可能性があるもので、人それぞれ恐怖の度合いや頻度が異なる事にも起因するらしいのですが、人とのつながり、楽しいコミュニケーションがある人ほど、なりにくいそうです。そしてなによりも「心身の安全基地」や「安心できる他者とのコミュニケーション」がある方が、回復が進みやすい。つまり「心も身体も安全」と思える事が重要という事を学びました。 そう考えると、サロンをしている事はメリットでしかないと思う私なのです。セラピストとして施術出来る事は「心休まる時間」であり、施術中「お客様と共有する楽しい時間」があります。そして、サードプレイスとなる安全基地「サロン」がある事で、それが出来るのですね。 お客様にリラクゼーションをもたらし「安全感」を、そして施術する私も「安全感」を頂いております。