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化粧品開発2021.11.10
個人サロンがオリジナル化粧品を製造するまで(№10)
8化粧品ボトルデザインを考える
いままで、化粧品の処方を考える事が多かったのですが、処方も固まってくると次の工程へ。そう、デザインです。ここで考えられる方法は2つ。①デザイナーさんにお願いする。②自力でデザインする。このどちらかになるかと思うのですが、私は自力を選びました。(処方からデザイン、HPまで自力での完成を目指してみます)まずは、ボトルデザイン。イラストレーターで制作するのですが、久しぶりに開いたのでトンボ設定をどうするんだっけ?と調べました(笑)考えて作ってみたら、取りあえずサイズのボトルに当てはめてみる。そんな作業を繰り返すこと50回・・・。イラストレーターは、自分のサロンのチラシを作ったりする位の趣味範囲なので、プロの様にすぐは作りだせませんでした。
イメージをボトルに当てはめてみる。こうするだけで、グッと製品ぽくなります。
製品のブランド名は「雲の上はいつも晴れ」なのですが、雲が最初にくると「雲イメージ」になりがち。しかし雲の様に曇った状態から抜け出せる様な「晴れ」がコンセプトなので、晴れをイメージしました。
背景画像も入れ込んで、晴れがイメージ出来る様に。光を感じる様にしたかったんです。
しかしながら、和紙と筆文字とも融合させたい!!これでは、ナチュラル、シンプルな感じなので、和と遠くなっている。そこで、また何度も考え、出来上がったのがコチラ。
最終的には、書道の落款をイメージした商品名。(落款だと通常は下に配置するものですが、あえて上にしました)
・和紙タグをつける(筆文字を手書き)
・箱は付けずに、書道に使う画仙紙でくるみます。
・配送時には、書道で出る反古紙をリサイクル。
※反古紙は、展覧会等に出品する際に、出品作品にならなかったものを使用。墨がついているので、地域によってはリサイクルに出せないのですが、墨の消臭除湿作用があります。そして、思わずなんて書いてあるのか、広げてしまうという事もあるかしら??と思ってます。
タグを考える
・タグは化粧品原料残渣を漉きこんだ和紙
・タグには筆文字を入れたいので、書体イメージにあった筆と墨を選ぶ
・落款を押したいので、印と印泥を考える
この2点を考えていくのですが、筆文字といっても色々な書体があります。私の書体イメージは「やわらかく綺麗」です。めちゃ難しい!!古典ばかりやっていたので、日本的な柔らかさが苦手なのですが、そこは挑戦です。
墨は何墨にしようか、筆は羊毛が良いか、兼毛筆が良いか、頭のなかでぐるぐるしていますが、一つ一つ自分で生みだす作業は楽しいですね。
また、タグを手書きにする事で「名前入れ」も簡単になるので、プレゼントにもすぐ対応出来る様にしました。あとは、私が書家を名乗れば、女流書家プロデュースコスメにもなります(笑)こちらも頑張らないといけませんね。
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