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個人サロンがオリジナル化粧品を製造するまで(№3) | ARIRIA

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  • 化粧品開発2021.07.06
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    自分のコスメブランド
     

    開発企画書の赤ペン

     
    植物調合美容研究会の、2回の勉強会。
     
    前回提出した開発企画書の添削が戻ってきました。その添削を見て、更に練り直しです。
     
    まずは、水系なのか?油系なのか?抽出した植物エキスの形態によっても、変わってきます。
     
    自身でも「どんなものができるのか?」をイメージをするのですが、私がやったことがあるのは、インフューズドオイルという、植物をオイルに漬けこむ抽出法、エタノール抽出、水+グリセリンでの抽出。
     
    私が今回、チャレンジしたい植物エキスは「コウゾエキス」です。
     
     

    コウゾって?

     
     
    楮(コウゾ)はクワ科の植物で、和紙の原料に使われています。
     
     
    お話を伺ったのは、遠野和紙「遠野紙子屋」の平山さん。
     
    ■ 遠野紙子屋のHP >> コチラ 
     
    遠野和紙は、とてもシンプルに「楮」と「トロロアオイ」によって作り出されます。
     
     
    楮は桑科ですが、桑の葉と言えば、お蚕さんが食べていたものですね。昔は農業の合間に、間引いた楮をお蚕さんに食べさせ、お蚕さんから糸を採ったそうです。
     
    そして、楮は乾燥させて、表皮を取り除き、叩き、繊維状にします。トロロアオイの根で作ったネリと合わせて、農作業がない冬場に紙漉きをしていた。との事でした。
     
     
    「本当に、シンプルで、本当に無駄がない。昔の人の生活は素晴らしい」
     
    そう平山さんは語ります。
     
     
    ■ 原料生産
     
    4月~10月には、間引き、芽欠き、下草刈りが行われます。その間引きや、芽欠き、下草刈りにより楮を大きく育て、トロロアオイの根を太らせていくのですが、大変な除草作業です。
     
    原料生産の作業は、平山さんご夫婦二人。
     
    ※ボランティアや、体験教室も遠野紙子屋さんのHPより、募集しておりますので、ボランティア、紙漉き体験、応募してみて下さいね。
     
     
     

    コウゾを洗って乾燥させる

     

     

    間引いたコウゾといっても、青々しています。

    あまりにも青々としていて綺麗なので、しばらく、ぼーっと眺めてしまいました。

     

    葉・枝・茎に分けています。どこが使えるのかわからないので、全て部位毎に。

     

     

    しっかりと洗い、乾燥をさせます(完全乾燥)

     

    この乾燥したコウゾをLABOに送り、使えるかどうか判断して頂きます。可能だったら、エキスとして使用するので、ちょっとドキドキしますね。

     

    過去記事

     

    >> 個人サロンがオリジナル化粧品を製造するまで(№1)

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