バリ島に伝わる伝統的トリートメント
全てオールハンドで行われるバリニーズですが、丁寧ながらも、ロングストロークで強めに圧力をかけるのが特徴的です。つま先から首まで、ただ揉みほぐすだけでなく、バリニーズ最大の特徴である、身体全体の体重をかけた「圧」により、20キロほどの重みをかけて行います。通常のマッサージの圧が3キロ程に対し、約7倍もの圧がかけられます。この｢圧｣により、体の深部のコリや疲れをほぐします。
施術者の体重をしっかりかけておこなわれるので、お身体に厚みがある方にもしっかりと圧が乗ります。
バリニーズの歴史
バリニーズとは、17世紀ジャワ王族の女性たちの美しさを保つために施されていたトリートメントで、インドのアーユルヴェーダの流れを汲んでいます。時を経て、ジャワ王宮から民間へと伝わり、民間療法としてアレンジされ今に至ります。
オールハンドでの全身マッサージは、日本人好みの指圧要素があるトリートメントが特徴的。じっくりと筋肉のコリをほぐし、滞った血流やリンパの流れや代謝を活性化して、体に溜まった疲労やストレスを緩和します。
※高さが変えられない木製ベッドを使用する事が多く、施術者がベッドに乗り体重移動しながら施術するスタイルが多いです。
ルルールとボレ
ルルールとはボディスクラブで、ジャワでは結婚式の前に新婦の身だしなみとして行われたり、バリのSPA等でもトリートメント前に行われます。
基本的には、米粉とターメリックを混ぜたスクラブで身体を擦り、古い角質を取り除き、洗い流す方法で使用します。
ルルールに似ているものとしては、ボレがあります。ボレは雨季の寒さからくる、体調の予防として、スパイスや薬草を身体に塗り込むパックやスクラブで、民間療法的に家庭によってスパイス類は異なるそうです。
※実際、ターメリックを使用したルルールやボレを使用すると、肌がカレー色になるので、ARIRIAではデトックス作用を持つクレイで行います。
