普通の『セラピスト』が経費を抑えて、自力集客する『基本の方法』 | ARIRIA

 

サロンをやっていると、必ずかかってくる「経費」ですが、ARIRIAは無駄な経費をかけないように、頭を悩ませたり、暇をみて勉強しています。勿論、無駄な経費といっても、人それぞれ考え方は異なるので、どれが無駄か無駄でないかは異なりますが、セラピストになった当初から「自分でできる限りの事は行い、できる限りお客様へ還元」その考え方はかわらず、自分でやれる事を増やしてきました。

今、私が出来る事は、20歳の頃に比べとても増えましたが、それは努力の集大成です（笑）

 

よく、色々出来て頭がいいのね！と言われるのですが、それは違います。寝る間を惜しんで勉強してきたから、出来る事が増えたダケですね。

 

 

①デザインを自分で行う（illustrator、Photoshop、Canva等）

②作ったチラシや名刺を入稿するだけなので、格安で仕上がる（名刺100枚500円以内等）

③ホームページ作成を自分で行う（こちらのHPは時間削減とセキュリティ確保の為、製作会社にある程度作って貰っていますが、HTMLやCSSはある程度勉強したので、修正・ページ増設は自分で行う事が多い＝修正費用が要らない）また、別のツールで作る事が出来る。

④リスティング広告自分で行う（1ヵ月の広告代が格安。田舎ほど競合がいないので、その効果は高い。開業スタート時、ブログだけでは検索にかからない為、リスティング広告がオススメ）

⑤公式LINEを自分で運用する（無料でポイントカードや、STEP配信も可能）

⑥Googleマイビジネスを自分で運用する（MEOに必用な、Googleマイビジネスを自分で管理）

⑦経費仕訳を自分で行う（青色申告はfreee契約料だけ）

 

セラピストになっても、やる事はトリートメントだけでは無いので、こういった事も自分で行うか、お金をかけてアウトソーシングするしかありません。

 

 

・フリーペーパー（無料枠～有料枠）

・地方雑誌（1回程度、新規オープンの時のみ無料枠があるものも。1/4枠で4～8万、1面で20万少々。皆さまが思っているより、かかります。

・TVの取材（取材が来れば基本無料）

・新聞の取材（取材が来れば基本無料）

・ポスティング（チラシ製作枚数や地域、人数にもよるが、製作～ポスティング業者に全て委託だと小規模地域で5～10万は軽くかかります）

・SNS（基本的には無料…有料で行えるものもある）

・リスティング広告…業者依頼で1日1000円～の場合4～6万程（地域やキーワードにもよる）

・新聞折り込み（1枚3円程）

 

こうやって見ると、全てアウトソーシングで行うと「広告費ってかかるもの」という事が判るかと思います。どれを優先して、どれを使うのか、メインターゲットにより異なってくるのは言うまでもありません。では、自宅サロンを始めた当時やった事を書いていきます。

 

 

・フリーペーパー（無料枠に出しまくった、ダメ元で出しまくりました）

・地方雑誌（友達のセラピストと合わせて1/4を更に分割してみた…もうやらないでねと言われた）

・TVの取材（2回程受けた）

・新聞の取材（1回程受けた）

・ポスティング（チラシを自分で作成＆入稿、出来上がったものを歩いてポスティング）

・SNS（当時、FBは一生懸命やりました。Twitterは一度乗っ取られた事があり、拡散が他のSNSより広いと感じ、それっきりに。）

・新聞折り込み（これはやったことがありません）

・ネットの無料で載せられる「地域」サイト（無料の範囲で、できる限り登録、記載）

・ホットペ●パー（私の昼間平日だけの営業体系だと、メリットを全く感じないので、使用したことはありません）

・イベント主宰（お客様よりも知り合いがたくさん増えた事が良かった。人が集まれば、もめる事もあり、その仲裁が大変になるので、そこら編も覚悟してやらないと、シンドイです）

・地域のコミュニティでワークショップ開催（手作りコスメ、アロマ等）

 

 

・新しくホームページを作った（セキュリティ対策を含め、業者さんに依頼。ページ更新や増設は自力で行う）

・リスティング広告（1年間3本のリスティングを自分で打ち、1年間データを取ってみました。3本打っても、月額1万円～12000円位）

・楽天ビューティ（少しのメニューを広告のかわりに掲載。予約に対しての〇％という形なので、使用しています。全額ポイント払いという楽天生活圏の方が多く、合わせて楽天Payが使えるようにすると喜ばれます）

・最近のSNS（インスタグラムやclubhouse→私は、広く浅い繋がりのコミュニティが苦手という事を改めて再確認。1:1のお客様とのコミュニケーションが好きです）

 

現在のサロンで3か所目ですが、新たに行った事はリスティング広告と、楽天ビューティの登録位でしょうか。あとは最近のSNSを少々かじる程度です。キチンと情報を目で見て、確認してからの方が「安心」という事もあってか、ホームページのブログを見て、私の事をある程度知ってからいらしてくださる方が、殆どです。

 

年に何度か、電話やLINEから「うちも自分のHPを作って集客したいんです」「自分でリスティング広告打てるようになりたい！どうやってるの？」「公式LINEどうやってるの？」といった問い合わせが来ます。

生徒さんからの質問なら答えるのですが、全く知らない方には、私も、睡眠時間や自由時間を削って長年努力した結果ですので「無料で教えます」や「格安で作ります」「無料サポートします」とは、どうしても言えません。そこはご理解下さいね。ただ、今までの私の経験は書けますので、記載していきたいと思います。

～・～・～・～・～・～・～

勉強する気力や時間が無い場合 ➡ お金を払い（経費）アウトソーシングをお勧めします。

・記事が書けないなら→ライターさんに記事を頼む（1文字1円～あり）

・画像が作れないなら→デザイナーさんに頼む（デザインにより変動）

・ロゴが作れないなら→ロゴ作成デザイナーさんに頼む（デザインにより変動）

・HPが作れないなら→製作会社や個人のWEB製作の方に頼む（サイトボリューム等で変動）

・SNSや公式LIEN、Googleマイビジネスが出来ないなら→運用代行に頼む

 

自分で勉強し、身につけて経費を削減したい ➡ 今はYouTubeやGoogle検索にて、無料で勉強、に無料で覚えられる時代。一度覚えれば一生使えますよね。しかし、自力で覚えるのは難しすぎるという方も。学ぶ場合はオンライン講座なども色々とあるので、便利な時代です。

 

 

見にくくないか、わかりにくくないか、という事。そして、操作上の導線が出来ているか、という事をとても考えます。基本、迷ったらお客様に聞いています。メニューにおいてもお客様に相談しています。

個人サロンなので、反映出来る事が多い為、できる限り近づける様にしています。また、ブログ等は丁寧に細かく書く事で、安心していただきたいという想いがあるので、長文になりがちです。

使用しているマテリアル（コスメ等）についても、自分で必ず調べます。ブログを書くのに2日かかる事もありますが、それもまた勉強だと思っています。サロンにありがちな、パッケージに書いたままの「〇〇が良いですよ～！」それに対しての「何故良いの？」というお客様からの質問。その質問に適当に返すような、受け売りの返事をしたくないと思っているので、調べる事は当たり前だと思っています。

 

 

私の自宅セラピストの始まりは、2008年。

築30年、ふすまには子供の落書き、リビングの柱には子供のシール。そんなリビングにトリートメントベッドを広げ、自宅サロンを始めました。

平日は委託で別サロンで働き、土日のみの自宅サロン。毎日子供を寝せた後に、ブログを毎日書き（多いときは1日5本のブログ）、HPを作り、予約フォームからお申込いただける様にして、集客をしていました。

 

ある時、そんな築30年の自宅サロンでも「地元テレビ局」から取材依頼が来ました。

 

自分の子供がうるさく騒いでしまうかも？そういった不安があったので、当時は珍しかった「子連れ可能」なサロンにした所、取材が来ました。自分の不安を強みに変換したカタチですね。

 

 

3.11により、築30年の自宅は半壊してしまったので、自宅裏にスーパーハウスを置きました。震災後で新品のハウスが手に入らなかった事もあり、中古40万にて購入。

そこに7万円かけて母屋から電気を引き、ハウスの壁を白くペイントし、フロアマットを敷き詰め、エアコン、コスメ保管の冷蔵庫、カーテンや棚を入れて「約100万円以内」で2度目のサロンを開きました。

 

 

田舎になればなるほど、土地が安いので、こういった形もとれるかと思います。安い土地に、事務所型の大き目スーパーハウスや、トレーラーハウス、DIYが好きなら小屋を建てるのも面白いかもしれません。あと空き家なども増えてきているので、そういった所も良いかもしれませんね。

 

これらの良い所は、費用を安く抑えつつ、自己所有になるという所。自宅サロンだと家事按分となる所が、全て経費になる所、内装も自由で決まりが無い事ですね。ある意味、自宅サロンの「子供が騒がしい」「ご飯のニオイが気になる」「家事と仕事の切替がしにくい」といった事は解消できるかと思います。

 

※自宅裏の時は、お客様がいらっしゃると、娘が必ず「ママ―ママ―こんにちはしたい！」とドアを猛打（笑）「いいよ～いいよ～入っておいで」と、お客様に可愛がられた娘も、今や「こんなに大きくなったの？！」と言われるまでに大きくなりました。