わたしにとっての「わたし維新」とは？ | ARIRIA

 

 

私がオーガニックに興味を持ち始めたのは、19年前、産後まもない長男のアレルギー発症がきっかけです。母乳からのアレルギー成分を避ける為、医師の指導により除去食での母乳になると、食べれるものは野菜だけでした。

産まれたばかりの赤ちゃんだったので、アレルギー検査もどうでるかわからず、卵もだめ、乳成分もだめ、お肉のエキスなどもだめ、魚介のエキスなどもだめ、お菓子なんて絶対だめ。

最初に思ったのは「ラーメン食べられない」・・・笑

お友達と外食もできませんでした。

 

 

最初の頃は、ほんと、主食はイモ。メインディッシュは野菜。

当時20歳の私にとって、「情報」「知識」「お金」ひとつもありません。

どうして良いのかわからず、野菜を食べるしかできなかったんですね。今の様に、なんでもネットで検索でききれば、どれだけ助かったか。ネット回線もアナログな時代、情報は民間療法や養生食の本がメインになりました。

アレルギー検査が出来る月齢まで子供が育つと、アレルギー検査をしました。しかし、遅効性アレルギーや、アレルギー検査で出るものが全てでは無いこともあり、アレルギーになりやすいもの、アナフィラキシーショックが起こりやすいものは、完全除去の生活が続きます。

当然、レストランにも行けませんし、お誕生日ケーキすら食べられません。1歳のお誕生日ケーキのかわりに、サツマイモとリンゴの巾着です。

すると、お母さんは考えます。いつか「お誕生日ケーキ」を食べさせてあげたい。

そこから、私のオーガニックな食生活が始まりました。お医者様からすると「除去食」となり、自分の中では「マイナス」のイメージだったものが、「自ら選ぶ食事」として「プラス」に捉える事になっていきました。

 

 

息子が2歳になる頃には、ネットもようやくADSL回線に。すると、ネットショップで卵も乳成分も使わないアレルギー対応ケーキを見つけます。担当医に相談もし、OKも貰い、ようやくお誕生日ケーキを出してあげることが出来ました。

そう、ホッとしたものの、一口食べると「マズイ！」息子も「マジュイ！イラナイ！」5000円もした小さなケーキは、ボソボソで、クリームもモロモロでベトベト、全て食べきれず捨てる事になりました。

なぜかこれが、滅茶苦茶悔しかったんです。

毎年お誕生日ケーキを食べさせてあげられると思っていたのに「イラナイ」という事。しばらく、がっかりしていましたが、思考転換「素材の味に馴染んでいるので、加工したものが美味しくないのかもしれない」

だったら、美味しい野菜にしよう！農薬を使っていないものにしよう！！そう思い調べていくと、自然農法・有機野菜に行きつき、その後10年以上傾倒します。

＜傾倒して良かった事＞

・栄養素がある野菜を食べられる事。

・農家さんの「顔が見える野菜」だった事で安心感がある。

・四季に応じた野菜を食べられる事。

・昔よりも肌がキレイになった事。

＜良くなかった事＞

・外食、頂きものが食べられなくなった事（これは、数年かけて改善し、今は何でも食べます）

 

 

食事をかえても、お肌も弱く、発疹、ただれ、かゆみが出てしまうので次に行きつくところは「お肌」でした。つまりアウターケアですね。

病院からだされるのは「症状が出ている物の緩和」に使うお薬。かゆみを抑えるステロイド等。基本的なお肌の改善にはなっていないこと。未病といわれる状態で抑えてあげたい事。

一晩中、子供をさすっている事もしょっちゅう。かき壊して血がにじんでいる事もしょっちゅう。「なじょしなきゃなんねーべ（方言）」だった訳です。

しかし、20歳そこそこの単なるお母さんだった私には「なにがどう作用してどうなるのか」という仕組みさえわかりませんでした。そこでまた悔しかったんですね。

なぜ私はわからないんだ？子供の状態を良く出来ないんだ？と。

そこから自然療法やアロマを勉強し始めます。同時に手作りコスメをはじめ、まずは自分で使ってみて、息子に使用するという繰り返しを続けました。

そんなカタチで、自然療法やオーガニックに興味を持ち始めた私は、すでに39歳になりました。当時自分なりに、手探りで集めた情報や勉強した事は、今になってパズルのピースがはまるように、納得する事があります。

「インナーケアとアウターケアは、切っても切れない関係」だから、独立支援型オーガニックセラピストスクール「コットンハウス」で、予防医療や食事療法までも学べる事が、とっても嬉しい。

 

 

「わたし維新」というコンセプトを掲げ、女性の働き方改革を目指す。そんな姿勢に共感し、コットンハウス福島校になったARIRIAですが、わたしの中の、わたし維新は、ほんとにちっちゃな事なんです。（本来は、協会や団体行動が大の苦手です。）

 

20歳の若かりしあの時、知識も、経歴も、お金もなかった。ただ、「息子の状態を良くしたい」それだけの想いが、今に繋がっています。

知識も情報も少ない地方に、発信地を作りたかったんです。

子供を抱えながら都内に出向くことの難しさ、家族に預けて申し訳ない気持ちをもったまま学びに行き、とんぼ返りする大変さ等、経験してきた私はわかっているはずです。

わたしの中での「わたし維新」コットンハウス福島校として表現出来た事、とっても嬉しい。

 

一番必要なのは「気持ち」とちょっとした勇気なんですね。

あなたの「わたし維新」は何ですか？あなたの気持ちは伝わります。私も携わりたい、学びたい方に、コットンハウスは奨学金制度も設けています（地方校も対象に入ります）

 

学生の方は、自身のアトピーやアレルギー体験からの想いを綴っても良いかもしれませんし、地方創生やSDGｓなどに興味がある方も想いを綴って応募される事が出来ます。母子家庭の方も、これからの自身や、子供の未来を考えるワンピースになるかもしれませんね。

※詳しい要項は、ORGANIC MOTHER LIFE HPへ

私、【奨学金制度 始まる】学生と母子家庭に向けた自然派美容学校 「オーガニックマザーライフ®スクール」入学支援とは？