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Myself №4 | ARIRIA

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  • BLOG2019.11.18

    Myself №3の続き

    organic salon ARIRIA

    極論からの脱出。

    オーガニック以外は毒という極論に陥った私は、1年ほどその状態になります。

    友達に誘われても、ランチにも行けない。手土産を貰っても食べられない。

    息子のアレルギーを知っている友人達は、ちゃんと「アレルギーを除いた物」を時間をかけてみて、選んで、それで持ってきてくれているのに、食べられない。

    極論では駄目なんだ。私は一人で生きているわけではなく、こういった友達の支えで生きているんだ。

    と気が付くまでに1年かかりました。

     

    陰性と陽性の罠。

    長男も大きくなり、以前よりも体調も良くなってきた頃、私は次男を出産しました。

    次男もアレルギーの疑いがあると感じた私は、早々に血液検査、乳製品と卵にアレルギーの可能性があるという事を知りました。

    長男より、次男のほうが小さく軽く産まれたので、長男の時よりも「二度と検診で虐待と見られたくない」という想いがあり、調べる事に執着をしていきます。

    そこで出会ったのは、マクロビオティックでした。

    今だからこそ、それがマクロビなのはわかるのですが、当時はマクロビなんて言葉ではなく、身土不二、滋養食、養生食、自然食でした。

    陰陽五行や、漢方、食物の陰性や陽性などが羅列してあるサイトは、とても魅力的で、私は罠にはまります。

    陰性=ダメ

    陽性=良い

    という、またしても極論になってしまったのです。

    陰性の、身体を冷やす食べ物は避ける、陽性の身体を温める食べ物だけ多く取る。

    間違ったマクロビの方法ですよね。見事に陽性だらけの私の食事は、玄米食、ごぼう、かぼちゃ、栗、ゴマ、塩、等になり、カチカチタイプになります。

    当時の私は、しなやかさに欠けていたと思います。

    しかしながら、着実と私の知識は筋トレの様に増えていくのでした。

     

    手作りコスメと出会う。

    石けん生活を続けているうちに、「ゆず化粧水のつくり方」というのを発見した私は、さっそく作ってみる事にしたのですが、エタノールに漬けて抽出する方法で考え込みます。

    エタノールで抽出する方法を「溶剤抽出」と呼びますが、一般の薬局で売っているエタノールが石油由来なこともあって、う~んと考え込んでしまったのです。

    結局石油由来が入ってしまうのね。

    何か別のもので出来ないだろうか?そう思った私は、「日本酒!」と思いつきます。

    出来上がったゆずのチンキに、精製水を加えたのが、私の手作りコスメの第1号でした。

    第1号のゆず化粧水は、安く、万年オーガニック貧乏だった私には、コレだ!!と思った訳ですが、そこで私は「かぶれ」を体験します。

    元々お酒に弱く、さほど飲めない私には、合わなかったのです。

    真っ赤になって腫れてしまったので、それを鎮めるのは何か?を調べ始まったのです。

    調べているうちに、自然化粧品というものがある事や、手作りコスメの材料が売っているネットショップ、そしてクレイの存在や、化粧品顔料のマイカなどを知ります。2003年頃の事でした。

     

    夜な夜な。

    無謀にも、ネットだけで調べた知識で、色々なものを作り始めます。

    夜な夜な、子供をねかしつけてからの作業の繰り返しです。

    精製水、フラワーウォーター、色々なチンキ(エキス)、ハーブ、キサンタンガムや植物性の乳化剤などを、あーでもない、こーでもないと毎晩やっていたのです。

    メイクアイテムも赤ちゃんに触れるので考えました。

    当時の一般的な手作りコスメだと、タルクをメインとするお粉が多かったのですが、タルクは発がん性がある事を知り、私は最初に作るお粉のベースに、絹雲母を選びました。

    セリサイトですね。

    シルクパウダーがある事は知っていましたが、とても手が出るお値段では無かった為、セリサイトになったのです。

    セリサイトに、酸化鉄(赤と黄を混ぜる)、そしてジップロックでムラが出ない様に混ぜる。

    何度も失敗したり、色が赤くなりすぎてしまったり。

    自分の色味になるまで夜な夜な繰り返しました。

     

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